どうも、chibakyoです。
今回はハノイからホーチミンまでベトナム統一鉄道で移動したので、その様子をお伝えします。
ハノイ-ホーチミンの鉄道移動
現在、ハノイ-ホーチミン間の移動は飛行機が一般的でバスもよく使われますが、鉄道という移動手段もあります。
正式名称は南北線ですが、地元では統一鉄道と呼ばれています。総延長1,726kmの路線で、ハノイとホーチミンを35〜40時間程度で結びます。
列車には4つの等級があって上から順に
- ソフトベッド (寝台車)
- ハードベッド (寝台車)
- ソフトシート (座席車)
- ハードシート (座席車)
となっています。
一番値段の高いソフトベッドで200万ドンを超えます。
僕はソフトシートで100万ドンを支払いましたが、さっきホームページで調べたら166万ドンでした。おそらく便や日にちによって違うのだと思います。或いはただ単に値上がりしたか。
ちなみにハードシートは一番安いですが、駅員さん曰く、外国人には売ってないとのこと。
切符を買う
チケットは前日に駅のカウンターで買いました。
ネットで事前予約をすることもできます。
行先と希望の席、列車番号の名前を書いた紙を出してパスポートを見せて、お金を払います。
駅に掲載していた時刻表。
僕はSE9という、ハノイ14:30発、ホーチミン翌々日の2:47着の列車を選びました。
無事チケットを買えました。
目的地はサイゴンになっていますが、サイゴンはホーチミンの旧名です。福岡市の中心駅が博多駅を名乗っているようなものでしょうか。
鉄道旅1日目
ホステルをチェックアウト後、近くを散歩してからGrabのバイクに乗ってハノイ駅へ。
着きました。この日はカラッと晴れていました。
駅は人で混雑しています。
昨日行ったViet Martにもう一度行ってみたら午後の紅茶を発見。
ただし日本よりも割高でした。
駅中のパン屋さんではサンドイッチを買いました。
駅の構内はお客さんでごった返しています。
午前中に着いたのでだいぶ待ちましたが、クーラーが効いてたのでなんてことは無かったです。
いよいよ乗車!
列車の本数が少ないので改札は乗る列車ごとに行われます。
僕の改札も出発の40分くらい前から始まりました。切符に印刷されたQRコードを機械にスキャンして完了です。
列車の上を渡ってます。
架線が無い分列車の屋根が近くて柵も高くないので迫力あります。
ホームに着きました。
よくある感じのアングル。
柄にも合わず記念に自撮りです。
(素顔を晒すのはまだまだ先ですよ!)
僕が乗るソフトシートの客車はここ。
革張りのシートにちっちゃい固定のテーブルがあります。
反対側の席はこんな感じ。
外を見ると作業員の人が客車を洗車してました。
ご苦労様です。
僕の席の上の方にはコンセントがありました。
日本のAタイプのコードも使えて便利です。
出発!
列車は午後2時30分、時刻通りに出発しました。
スピードはかなりゆっくりで、並走する自動車やバイクにも追い抜かれる始末。
日本にはないのんびりした鉄道旅の始まり。
とは言っても娯楽は自分のスマホだけ。
初めはスポナビアプリで野球の途中経過なんか見てたりしてたんですが、さすがにその日のポケットWi-Fiの容量が限界を迎えてたので、地球の歩き方をのんびり読みながら時間を潰してました。
向かいに座ってたおじさんが飲んでたビール缶。
ビア・ハノイと書いてありました。
ベトナムの地ビールか何かでしょうかね。今回のハノイ旅では飲めなかったので次回にリベンジしたいと思います。
だんだん日が落ちてきました。
サンドイッチを頬張ってこの日は終了。
鉄道旅2日目

朝焼けが美しい。
周りが木以外何もないので広々とした光景とマッチしていて心が洗われますね。
朝食タイム!
朝の7時前に朝食を載せたワゴンがやって来ました。
腹ペコchibakyoはすかさず注文。
メニューはおかゆ。
そぼろとネギが入っていて、身体に優しい味がしました。
値段は2万ドン。100円くらい。
ごちそうさまでした。
途中で良い渓谷があったのでパチリ。
ダナンに到着
列車は45分程度の遅れで、朝8:15頃にダナン駅に到着。商店とかめっちゃあるwww
ダナンはベトナム中部にある同国第3の都市。
駅には人がごった返していました。
ここで客の入れ替わりが結構ありました。
出発の動画はだいぶ前にYouTubeに投下したのでそこからどうぞ。
雰囲気は味わえると思います。
列車はダナンで方向転換するので、今までは前向きで乗っていたのにこっからは後ろ向きになりました。いわゆるスイッチバックってやつです。
昼食タイム!
お昼11時半頃に昼食売りのカートがやってきました。
メニューはご飯につくねっぽいお肉とキャベツ、わかめスープ。
(値段は覚えてませんがそんなに高くなかったと思います)
おしぼりも配られましたが、デザインがカッコいい。
海の景色を楽しむ
夕方5時前ころに、かなり海沿いに差し掛かってきました。
東シナ海のオーシャンビューをしばしお楽しみください。
だんだん遅れる列車
2日目はだんだん時間が遅れていました。
最大で2時間近く遅れていたのですが、正直そのまま遅れろ、いや、むしろもっと遅れろ!って思ってました笑
到着予定が朝3時前ですから当然っちゃ当然。
鉄道旅3日目
ところが、夜になって遅れていた列車が巻きに巻いて結局10分程度の遅れで到着しました。
朝3時前のサイゴン駅。さすがに真っ暗ですね。
乗客が降りていてるのを確認してから寝台車を外から撮影。こんな感じです。
早く前に行って列車の先頭を撮ろうと思ってたらあっという間に機関車が切り離されて行っちゃいました。あら〜。
駅員の人に早くホームから出るように催促されている雰囲気を感じたので、さっさと駅舎に向かいます。
サイゴン駅では駅構内で線路の上を直接歩いて行きます。
サークルKもあります。
腹ペコだったので朝ご飯のパンを買いました。
以前も言いましたが、ベトナムはフランスの植民地だったこともあり、パンがおいしいんです。
ちなみにクレジットカードで買えます。
ここで明るくなるまでしばらく待っていることにします。
明るくなったのでそろそろ駅から出ます。
駅前にはSLが飾ってありました。
日本でもよくあるような感じのやつです。
まとめ
一度やってみたかった海外での鉄道での長距離移動。
36時間半も椅子に座っていたので正直お尻と腰が痛くなりましたし、食事も2回しか出なかったので空腹もかなり続いてました。それぐらい日本ではもう経験できないような壮絶な旅になりました。
途中でお客さんは頻繁に入れ替わっていました。老人、大人、学校帰りの学生やはしゃぐ子どもたち、大荷物を抱えた人…疲れる旅になったとは言え、そういう現地の人を眺めるのも楽しかったです。
正直ベトナムでの鉄道移動はコスパと時間はあまりいいとは言えませんが、のんびりした鉄道旅もまたいいものです。18きっぷを乗り回していたのとはまた違う感覚。
ただ次乗るとしたら寝台車でゆっくり横になりたいですね笑
それでは、歩いてホーチミン市内を回っていきます。
この後の悲劇も知らずに。